依佐美(よさみ)送信所記念館に展示保存している極太リッツ線を紹介します。
極太リッツ線の断面
極太リッツ線は約300oに切断され展示保存しています。
「依佐美送信所記念館」に展示保存しているリッツ線とそれを利用したコ イルを紹介します。
リッツ線の導体は直径0.12oのエナメル銅線で(3×3×3×18×37 本)合計17,982本を撚った線を用い導体断面積が200muあります。
すなわち直径0.12oのエナメル銅線を3本で撚った撚り線を3本集め (合計9本)撚り、9本になった撚り線を3本集め(合計27本)撚り、27 本になった撚り線を18本集め(合計486本)撚り、486本になった撚り 線を37本集め(17,982本)撚った導線です。
このリッツ線で出来た導線はローディングコイル、バリオメーター型コイル、 チョークコイル(1)としてチーク材による木枠に巻かれています。
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直径3mのローデ ィングコイル
リッツ線によるコイル線が24回巻かれています。 |
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リッツ線を用いた
コイル線
一部修正痕がある
が85年前の物とは
思えないほど良好
に保存されています。
現在の樹脂製被覆は85年もつか疑問。
全長約226mあり当時の製造技術に驚嘆します。
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バリオメーター型コイル
外枠のコイルが移動してインダクタンスを可変します。
外枠コイル外径1.5m、内枠コイル外1.2m。 |
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リッツ線を用いたコイル線。 |
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